保存鉄道 加悦&片上


2006年11月初旬、文化の日を絡めた3連休を利用して、加悦鉄道と片上鉄道の保存運転
に行ってきました。加悦鉄道は現役時代の鉱山駅跡にSL広場として保存車両が整備され
ており、片上鉄道は旧吉ヶ原駅跡に車両が保存展示されています。


加悦SL広場へは北近畿タンゴ鉄道の野田川駅(旧丹後山田)で下車、加悦フェローライ
ンのバスで30分ほどで到着。GW期間中の加悦SLまつり、11月初旬の周年祭の年2回
保存車両による運転会が催されています。   
加悦SL広場に入ったところに展示されているSL。右の2号機は元鉄道院123号で日本で
2番目に古い機関車として重要文化財に指定されているとのことです。また左側の1261号
は木次線の前身である簸上鉄道(ひのかみてつどう)が発注したもので、この他にも貴重な
車両達が全部で27両保存展示されています。


午前中の運転は、森ブタの愛称で親しまれている森製作所製の機関車が客車を牽引し
ます。運転会に備えてエンジン始動です。


タブレットの受け渡しを行って、いよいよ運転開始です。後ろに見えているキハユニ51は、
芸備鉄道、舟木鉄道を渡り歩いて加悦にやってきました。


列車は80mほどの線路を往復します。この木造客車フハ2は1916年製、実に良い雰囲気
の客車でした。隣のキハ08は客車改造の気動車で、北海道で活躍後、加悦で最後まで
働きました。


昼休み中に運転車両を交換。キハ101と森ブタが並ぶシーンが見られます。


午後からはキハ101による運転です。私的には加悦鉄道というとこの車両がイメージされ
ます。


デッキには昔ながらの郵便袋を乗せる演出も。なんと言っても1936年製のこの車両が
走っていることがスゴイ!


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