北海道DD51巡りの旅


2011年10月、久し振りにまとめた休みがとれたので、北海道に行ってきました。
今回は我が団長も同行してのDD51貨物が中心の撮影行でした。

10月19日、朝の飛行機で新千歳入り、そのままレンタカーで室蘭本線本輪西を目指します。
ところが我が団長は貨物列車を撮りに行く認識はあったものの、DD51が目的と言う意識がイマ
イチなかったようで、「なんでDD51なんだ?」「えっ、DD51ってもう貴重品なの?」。 そのうち、
「D51の運用は・・・」「いやDが1個多いぞ」「この赤ブタ野郎が〜」などと、二人で三十数年前のよ
うな会話を繰り返しながらの珍道中。あっと言う間の1時間半で本輪西に到着。


下調べどおりの運用で返空タンクを牽いてDD51登場。


順光側からも1枚。この後製油所への入換えが始まります。


やがてDD51は製油所の中へ。横では構内機のスイッチャーが待ち構えています。


構内ではスイッチャーが忙しく動き回ります。今回本輪西へ来た目的はこのスイッチャーを見る
ためです。


本輪西はなかなか雰囲気の良い駅。スタンバイ中のDD51とも良く合います。


この後はDD51の本線走行シーンを撮るだけと、場所を探しながら富浦駅の先へ。
ところがここからがいつもの思鉄スタイル。ちゃんとダイヤを調べたはずが、やって来たのは
DF200。あらら? 後でよくよく運用表をみたら、たしかに東室蘭(操)でカマ変えになっていま
した。しかも構えた場所が羽虫大量発生していて視界不良。まさに踏んだりけったり。

すごすごと帰りかけたら、捨てる神あれば拾う神あり。踏切が鳴って、トンネルの向こうからDD51
単機回送がやってきました。


振り向きざまにギラリ。


埃が漂っているように見えるのが無数の羽虫です。


この日最後はカシオペアの撮影。なるべく苫小牧寄りでと思い錦岡で駅撮り。しかしこの時期の
17時すぎ。すでに日は落ち、西の空にわずかに残照、札幌方面はほぼ真っ暗。しかも来る列車は
高速で通過となれば、ちょっと前までなら諦めていたもの。しかし今どきのカメラの高感度は恐るべ
し。粒子荒れ荒れ覚悟でISО感度を思いっきり上げたら、シャッター速度は1/250。粒子が荒れよう
が、気にしない。写真が撮れることがありがたい。


振り返れば残照の西の空。カシオペアは上野へ向かって走り去りました。


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