2012年9月 台湾


6月にツアーで初めて台湾を訪問して、これは個人で来ても何とかなりそうだと感じて、ちょいと
無謀にも3ヶ月後の9月末に台湾を再訪しました。前回はJR北海道主催のツアーだったので、
しっかりと計画的に動けたのですが、今回はなにせ計画性のない思鉄流。行き当たりばったり
の珍道中となってしまいました。


9月28日12時30分、台北松山(Songshan)空港に降り立って、MRTと台鉄を乗り継いで向かっ
た先は桃園(Taoyuan)。この日の目的は10月で廃止と言われている林口線の石炭列車です。
15時ごろに列車があると本で読んでいましたが、桃園駅に着いたのは15時45分ごろ。半ば諦
め気分で桃園駅に到着すると、何と中線に石炭列車が停まっていました。しかもすぐに発車の気
配でもない。元々の予定は列車の到着を確認してからタクシーで撮影地へ向かい、帰りは約30
分歩くつもりでした。しかし、台風の余波で生憎の雨模様。うっかり撮影地に行ってから土砂降り
になってはかなわないと、駅周辺で撮影することに。


ところがこれが全くの裏目。計画性無しの思鉄流は下調べもせずに駅周辺をウロウロ。しかし駅
周辺の線路脇は高いコンクリート塀ばかり。やっと一箇所ブロックに乗って塀越しに線路が見える
ところを発見したのですが、駅の方ばかりを見ていたら、突然後ろからエンジン音。林口線の交換
列車が突然現れて大慌て。


降りしきる雨の中、石炭列車がやって来ましたが、やはり塀が邪魔であまり上手く撮れませんで
した。こんなことなら駅撮りに徹すれば、スタフ交換等が撮れたかも・・・


雨がひどくなってきたので、この後、樹林(Shulin)に移動して駅撮り。


この日最後はDR2800系の自強号に乗って台北へ戻ります。車内のアーチがユニークですね。


翌29日は台北近くのローカル線、平渓線に行くことにしました。朝の自強号で八堵(Badu)へ。
自強号の平渓線の最寄停車駅は瑞芳(Rueifang)になるのですが、時間帯によっては手前の八堵
から始発列車が出るので、ゆっくり座って行こうという魂胆です。平渓線の列車を待っていたら、鉱
石を積んだ貨物列車が通過してゆきました。


しばらくすると平渓線のローカル列車が入ってきました。この駅もカーブしていて、駅撮りには良い
感じです。


三貉嶺(Sandiaoling)と言う駅で本線と分かれ、平渓線に入って行きます。とりあえず終点の菁桐
(Jingtong)に行ってみました。この線は、昔、石炭輸送をしていた路線で、構内にはホッパーの跡
が残っています。今は上がカフェになっているようです。


菁桐は苔むした屋根と木造作りが良い感じの駅でした。駅のまわりには鉄道グッズなどを売って
いる店もありました。


駅舎の中もこのように趣のある感じです。後からわかったのですが、硬券乗車券が購入可能だっ
たとか。やっぱり行き当たりバッタリの思鉄流では調査不足です。


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