横浜市電最後の日


1972年3月31日、横浜市電が全廃となりました。それまで横浜市電にはあまり馴染みがなく、
友達と横浜に遊びに行く時にたまに乗る程度。いざ廃止と聞いてもそれほど乗り気ではなかったと思うのですが、確か最後にタンコロが動くらしいとの話に乗って、撮影地もわからぬままに
行った記憶があります。


安直に桜木町駅前に行ってみました。歩道橋の上にはかなりの人がいた記憶がありましたが、
こうやって見ると鉄チャンと言うよりは利用する人でごった返していたのかも知れません。


桜木町駅前を発車する1156(1150型)。1500型とよく似ていますが、後から作られたのに
何故か型式番号は若返っています。


ちょうど京浜東北線の電車が通りかかりました。京浜東北線の103系も懐かしいですね。


お目当てのものがやってきました。タンコロ500型が花電車と1000型を従えてやってきました。


500型は1928年製で、横浜市電を代表する単車で、1969年に廃車されたと思っていました
が、事業車として残っていたのでしょうか。


花電車は無蓋貨車10型を使用。色は確か青っぽかったと思います。


これも1969年に廃止されたはずの1000型。この日のための特別運行だったのでしょう。
523と1007は現在「横浜市電保存館」に保存展示されています。


車庫は滝頭にありました。滝頭車庫跡には現在バスの車庫と「横浜市電保存館」があります。


クラの中に居た1100型。1936年製ですが、市電全廃まで現役で活躍しました。


さようならの飾り付けとこの日限りで市電全廃のメッセージが妙に物悲しい、市電最終日でした。


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