2001年 津軽の旅
2001年、冬の津軽を旅しました。目的は、ストーブ列車に乗ることと、21世紀を迎えたこの年に
その歴史に幕を閉じる事になった下北交通の訪問です。津軽の冬を象徴するような大雪の中、
2泊3日(車中1泊)の駆け足旅行でした。
津軽へ行くなら出発は上野駅。そしてやっぱり夜行列車でしょう。今夜のねぐらは特急「あけぼの」の
Bソロ。お決まりの記念撮影をして、さあ出発。                       2月10日 上野
目が覚めると窓が凍っていて、外は一面の銀世界。
いつのまにか列車は雪国を走っていました。
弘前で下車してみると、車体は凍り付いています。
北国の厳しさを感じられずには居られません。
                      2月11日 弘前
ほどなく列車は青森へ向けて発車〜 
・・・しません!?
何と、雪が挟まってドアが閉ま
らなくなってしまいました。
駅員さんが集まって、雪を叩き落し、何とか列車は発車です。
このテール部分に雪国の鉄路の厳しさを垣間見ました。
五能線に乗り換えて、五所川原へ。この辺りは名だたる豪雪地帯。
廃車体が潰れるのではないかと思うほど、雪が積もっていました。
                            2月11日 五所川原
いよいよストーブ列車に乗車です。車内はけっこう混んでいました。列車が走り出すと、皆思い思いにスルメ
を焼いたり、お酒を飲んだり。スルメは車内で売っていないので、持ちこまなくてはなりません。
津軽中里に到着すると、帰路にそなえて機関車の入れ換えを行います。降りしきる雪の中、奮闘を続ける
職員の方に、ただ頭が下がるばかり。                             2月11日 津軽中里
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