初ドイツ鉄 (2015年4月)-Page2

翌朝、Bayreuthには01形の姿は見えず、機関庫があるNeuenmarkt-Wirsberg(ノイエンマルクト ヴィル
スベルグ)に行ってみました。予想どおり01形はここに居ました。中に入っても良いとのことだった
ので、間近で01形を見ることができました。巨大な朱塗りのスポーク動輪に思わずうっとり。


 
親子連れものんびり始業の様子を見ていました


01形牽引列車の回送準備ができたことを確認してから、本日の撮影地Marktschorgast(マルクトショ
ルガスト)へ移動。ここは田舎の無人駅ですが、立派な石造りの駅舎が残っていました。そして駅前
に出てみてびっくり。SL撮影場所を数か所書いた看板がありました。当初我々は1.5kmぐらい歩く
つもりでいたのですが、この看板を見ると、駅にわりと近い場所にも撮影地があることがわかりま
した。近場に撮影地があれば、やはり楽をしたいのが人情。結局、駅から一番近い場所に行くこ
とにしました。結果的には、これが後々功を奏することに。


撮影地に着くと、三々五々地元の鉄な方々も集まってきました。後は01形の登場を待つのみ。
が、しかし予定時間を1時間過ぎても姿を現さない。どうなっているのだろうと思っていたら、国は
変われど鉄チャンの生態は似たようなもので、地元鉄同士で連絡を取り合いながら、情報交換。
どうやら、Bayreuthに列車はスタンバイしているものの、何かのトラブルで発車が遅れているらし
いことがわかりました。


01形が来るまで、DCを試し撮り。試し撮りとは言っても、こちらは見るもの全て珍しいので、夢中
でシャッターをきっていました。しかし01形はなかなか現れません。ドイツの鉄な方々は焦る様子
もなく、苛立つ様子のなく、ただ和やかに談笑しています。しかし、我々は列車移動で、ここの駅は
1時間に1本しか列車が止まらず、本日の宿泊地Dresden(ドレスデン)までの移動を考えると、あま
りゆっくりもしていられません。しばらくすると、誰かから列車がBayreuthを出発したとの情報が流
れてきました。


予定からおよそ2時間半遅れで、ついに01形重連が姿を見せました。動輪径2m、
軸重約20t、ヘビーパシフィックの力強い走りにただ魅せられるのみ。


前の機関車は爆煙で、後ろはお休み気味。サービス爆煙なのか、後ろはぶら下がっているだけ
なのか。何れにしろ非電化区間での01形重連、今回の第一目標は達成しました。
01形重連通過後は、急ぎ足で駅に戻ります。ちょうど列車が来る時間が迫っており、最後は小
走り状態で駅到着。ホームに出るのと同時に列車が入ってきました。少しでも遠い場所で撮影し
ていたら、1時間スケジュールが遅れるところでした。



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