2019年4月 ドイツ旅行
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4月15日(月) 

 
いつもならばこれから帰国の途につくところですが、今回はさらに1週間滞在し、ドイツ北部を目指
し移動します。すっかり惚れこんでしまったカーゴトラム。最後にツヴィンガー宮殿を絡めて撮りた
くて、出発前にポストプラッツまで行きました。


この日の宿泊場所はバードドベラン(Bad Doberan)。明日はモーリー鉄道訪問です。まっすぐ行く
のも面白くないので、オーシャッツ(Oschatz)に寄り道してデルニッツ鉄道(Döllnitzbahn)をちょい
撮り。前回、2017年訪問時には雨で震え上がる寒さだったのですが、今回は天気も良くポカポカ
陽気です。


オーシャッツに寄り道したので、ライプツィヒ(Leipzig)経由でベルリンに向かいます。ライプツィヒ
で乗り換えの間に駅前でトラム撮影。なんとタトラカーが次々ときます。


ベルリンには予定どおりの時間に到着。ここまで天気は良いし列車の遅れもなくきわめて順調。
あとはロストク(Rostock)までREに2時間40分揺られればバードドベランはもう目と鼻の先。
しかし、好事魔多し。乗車予定のREの電光表示の横に何やら不吉な文字。どうやら不発弾処理
のため運休。次の列車もNG。今日はこのルートは無理そう。慌てて別ルートを検索すると、20分
ほど後のECでルートヴィヒスルスト(Ludwigslust)まわりで行けばバードドベランに辿り着けそうです。
さっそくECの発着ホームに行ってみると5分遅れの表示。まあよくあることと思っていたら、遅れが
15分になり、後続の列車が次々と先に着いては発車してゆきます。そのうち電光掲示板からEC
の表示が消えた。えっ! どうなった? 事情がわからずバタバタとDBのインフォメーションンに団長
が聞きに行き、むさちゃんはホーム下の電光板、私がホーム上の電光板を確認することにして、ホ
ームへのエスカレーターに乗っていると、何とECがホームにすべり込んできた。慌てて2人を呼び
に行き、あたふたと乗車。結局30分遅れで、ルートヴィヒスルストからの接続列車に間に合わす、
1時間待ちで次の列車に乗車。でも19時半にはバードドベランに着けると一同一安心。が、今度
はホテルのチェックイン時間が18時までとわかり、再び大慌て。電話して、到着が遅れることを何と
か理解してもらって、ヘトヘトでバードドベランに到着

バードドベランの駅はちょっと変わった構造で、1本の長いホームで上下列車が交換します。
写真の右側が我々を降ろして出発してゆく列車。左側が反対方向へ行く列車です。
ホテルは駅前ですが、入口は閉まっており、インターホーンで到着した旨を伝えると、すぐにオー
ナーがオープンカーで登場。オーナーは常駐しておらず、朝夕だけ居るみたいです。
この後も、某団長の部屋のブレーカーが飛んで再びオーナーに電話と、散々な日でした。



 4月16日(火)


いよいよ念願のモーリー鉄道。正式名称は Mecklenburgische Bäderbahn Molli。メックレンブルク
温泉鉄道モリーと訳すのでしょうか(よくわかりませんけど)。この鉄道は900mmゲージで、バード
ドベランから終点のキュールングスボルン ヴェスト(Kühlungsborn West)まで15.4kmを約40分で
走ります。居てもたってもいられず、朝食前に朝練で街に入ってくるところを撮りました。


だんだんと店屋も開き、人出も増えてきます。しかしこの石畳の路地をSLが走ってくるのが夢の
世界のようです。よく見ると線路の両側の石畳の一部が線のようになっています。おそらくこれが
車両限界なのでしょう。


昼を過ぎると気温も上がり、煙が出なくなります。何度見てもこの中をSLが走ってくるのは、まるで
白昼夢。


モーリー鉄道は、バードドベラン行きは機関車正向き、キュールングスボルン方面はバック運転
になります。普通に街のカフェの前をSLが走り抜けて行くのは、世界広しと言えどもここだけでは
ないでしょうか。


4月13日から夏ダイヤなので、SLは1時間ヘッドで走ります。しかもどの列車も混んでいる。
これにも驚きです。


路地で見つけたMolli Straßeの看板(写真右の道路標識の所)。このストリートの名前からモーリー
鉄道と呼ばれるようになったらしいです。





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