2019年4月 ドイツ旅行
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4月17日(水) 

 
この日はレンズブルグ(Rendsburg)への移動。ロストク(Rostock)からハンブルグ(Hamburg)への
ICEは最前列。このブースに居たのが我々だけだったためか、ビールを注文したのが功を奏した
のか、普段スリガラスの仕切を透明にしてくれました。おかげで前面展望を満喫。


ハンブルグで乗り換え。さすがドイツ第2位の都市。賑やかです。


夕方近くにレンズブルグ到着。ここは何と言っても、キール運河を跨ぐこのレンズブルグ鉄道橋。
1913年完成で、船の運航に支障が無いように運河上の高さは42mあります。この一帯は平地で、
貨物の運行を考慮して、勾配が12‰以下となるようにしたため、南側からは約2kmの鋼鉄橋で高
さをかせぎ、北側は駅が橋から600mほどの所にあるためループ線となっています。ループ線も含
めた総延長は7.5kmにもなるそうです。橋中央の白いシートがかかっている部分から本来はワイ
ヤーで吊るされた運搬橋がさがっており、車4台、60人の歩行者が渡れるようになっています。
今は工事中みたいで残念でした。しかしこの橋の存在感は抜群で、100年以上も前にこれを作っ
てるなんて、ドイツは本当に凄い。



 4月18日(木)


この日はデンマーク国境に近いダゲビュル(Dagebüll)に行きます。ここには海を渡ってくるナロー
があります。フースム(Husum)からダゲビュルに直通するICに乗ります。到着したICの前2両が
ニービュル(Niebüll)からNEGと言う私鉄に乗り入れて直通するはずなんですが、車内にその表示
がありません。駅員や乗客に聞いて、間違いなく行くと確認でき一安心。


ニービュルで前2両を切り離し、電源車を付けてNEGのDCが機関車代わりに牽いてゆきます。

ダゲビュルに着くとすぐにDCは機回しをして前に付きます。


出発体制が整うとこんな編成になります。本線を200km/hで走るICがDCに牽かれてローカル線
をのんびり走る、のどかな光景です。


駅からピクニック気分で歩いてナローのヤードに来ました。ここから沖合にあるオーラント島を通っ
てランゲネシュ島まで行くナローが出ています。この2つの島周辺は干潟で船が使えないので、島
民は自前のトロッコでここまで来て、置いてある車で用事を済ませに行くとのことです。


ヤードを出た線路は道を渡り土手を上ってゆきます。

そして土手の上を走った後、海を渡ってゆきます。

この日は時間帯が悪かったのか、島民の外出予定がなかったのか、実際にトロッコが走る姿は
見られませんでしたが、居るだけでなんだかほっこりとしてくる場所でした。


ダゲビュルは本来の終点はMoleと言う桟橋にある駅ですが、今は工事中のようで、Hafenと言う
仮駅が桟橋手前にありました。





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